AMHが不妊症の理由って本当?実際のところは?

こんにちは。
みなさんはAMHをご存知でしょうか。
妊活されている方や、一度妊娠を経験された方なら聞いたこともあるのではないでしょうか。
みなさんの中にはAMHが低いと子どもができないと思われている方もいるでしょう。
そこで今回は、AMHが低いとどうなるかについてお話しいたします。

【AMHとは】

AMHとはアンチミューラリアンホルモンの略称で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンのことを指します。
つまりAMHの量が少ないということは、卵巣内に残っている卵子の数が少ないということです。
このAMHの検査は病院やクリニックで行えます。
また保険適用外なので費用は5000〜10000円ほどかかります。

【AMHが低いとどうなるのか?】

よくAMHが低いと妊娠できないといったことを聞きますが、それは違います。
あくまでもAMHというのは卵子の個数の予測です。
AMHがゼロに近い人でも妊娠できた例はあります。
また、仮にAMHの数値が正しかったとしても、妊娠において重要なのは数ではなく質なのです。
卵子が一個しかなくてもそれが質の良いものであれば、妊娠できる確率は非常に高いと言えます。

ではAMHが低いとどのような影響があるのでしょうか。
それは「早発閉経」が起きやすくなるということです。
早発閉経とは、40歳未満の早い時期に月経が来なくなることを言います。
どうしてAMHが低いと早発閉経が起きやすくなってしまうのでしょうか。

そもそも閉経の仕組みを理解する必要があります。
閉経は、卵巣における卵胞の消失によって二度と月経が来なくなることです。
簡潔に言うと、卵巣が卵子を放出できなくなった時が閉経のタイミングです。
前述したように、AMHが低いということは卵子の数が少ないことを表しています。
つまり、AMHが低いと閉経のタイミングが早まって、早発閉経となってしまうというわけです。

【AMH低下の対策】

では対策を考えましょう。
オススメの対応策は「体を冷やさないようにする」ことです。
お風呂もしっかりと湯船に浸かるようにしましょう。
一日10分浸かるだけでも毎日続ければ徐々に基礎体温は上がっていきます。

またこの対応策は私たち鍼灸治療院もサポートできます。
当院で行っている鍼灸治療には血行促進の効果があり、体温上昇が期待できます。
ぜひご活用いただければと思います。

【さいごに】

今回はAMH低下の結果とその対策をご紹介いたしました。
妊娠・出産を考えている方は一度AMHの検査を受けることをおすすめいたします。
そして、その結果を踏まえて対策を取っていけばAMHの数値も改善できます。
ご参考にしていただければ幸いです。