妊活における低温期の過ごし方とは

妊活をお考えの方の中には、基礎体温を測られている方も多いのではないでしょうか?
基礎体温から日ごろの健康管理や妊活のタイミングなどを確認することができます。

今回は、妊活における低温期の過ごし方についてご紹介します。

・基礎体温の平均値と基本的な変化について

基礎体温は、期間によって「低温期」と「高温期」に分けられます。
低温期は月経時から二週間ほど、高温期は低温期後から二週間ほどの期間になります。
排卵日を境にして体温が0.3度から0.5度ほど上昇します。
一般的に、月経のサイクルは28日と言われていますが、人によってそのサイクルは異なってきます。
そして、理想の体温としては36.3度から36.4度が基準となり、排卵日に一度体温が落ち込んで高温期に転じるときは、36.7度くらいが理想と言われています。
 
先ほど述べたサイクルに個人差があるのと同様に理想の体温にも個人差があります。
継続して自分の体温を記録し、妊活のタイミングを掴むようにしましょう。

・低温期について

低温期は体の芯が冷えた状態、つまり、内臓が冷えているのです。
内臓の体温は正常でも、末端が冷える人もいます。
内臓の体温が冷える原因は、下腹部や大腿部の筋肉の低下、血流の不足や血液量の不足が考えられます。
低温期は体の不調が出やすくなるだけではなく、妊娠しにくいと言われていますが、これはホルモンの分泌の乱れによるものだそうです。
ホルモンにも多くの種類がありますが、女性ホルモンはその中でも特に心的ストレスなどの外的要因によって影響されやすいそうです。
 
また、疲労がたまっていたり、ストレス状態にあったり、寝不足の状態であったりすると女性ホルモンが乱れるとも言われています。
正常にホルモン分泌が起こるように、低体温の体を改善するようにしましょう。

・低温期の過ごし方について

低体温期の過ごし方について、注意したいことが四つあります。
 
一つ目は、ストレスを避けるということです。
先ほども述べたように、最も重要なことと言っても過言ではありません。
 
二つ目は、過度なダイエットをしないということです。
過度なダイエットをすると、体は生命の維持を優先に行うため、妊活には向かない状態となります。
 
三つ目は、バランスのとれた食事をとるということです。
体に良い食事をして、体の芯から体温を上げましょう。
 
四つ目は、十分に睡眠をとるということです。適切な睡眠をとり、正常な状態をキープしましょう。
 
今回は、妊活における低温期の過ごし方についてご紹介しました。最後になりましたが、鍼灸は妊活において、学術的に確かな効果が認められています。妊活を考えている方はぜひ検討してはいかがでしょうか。