不妊の原因・女性ホルモンの乱れを鍼灸院で改善しましょう

不妊には多様な原因があります。
人によってその原因は様々ですので、治療方法は一概には言えません。
「なかなか着床しない」、「着床はするのに、それを持続するのが難しい」、不妊治療中の女性には、それぞれお悩みがあることでしょう。
そんなお悩みをお持ちの女性に、もう一度女性ホルモンについて、詳しく知っていただきたいのです。
女性ホルモンの適切なバランスが、妊娠には不可欠です。

女性ホルモンとは卵巣から分泌される、エストロゲンとプロゲステロンのことを指します。

エストロゲンは妊娠に対して、3つの働きをもっています。
まず、卵子を包む袋である卵胞を成熟させる働きです。
妊娠するためには卵胞が、20〜22mmの大きさが必要です。
2つ目が子宮内の一番内側の粘膜、子宮内膜を増殖させ、厚くする働きです。
妊娠には着床が、とても大切ですよね。
子宮内膜は通常、1mm程度の厚さなのですが、排卵期になると約1cmにまで増殖。卵の着床を助けます。
6mm以下の厚さでは、卵の着床が難しいそうです。
3つ目が、排卵時の粘液を増やす働きです。
普段は乾燥気味の状態で、子宮内への細菌の侵入を防いでいる子宮の入り口、子宮頸管。
しかし排卵期が近くなると、精子が子宮の中に入りやすいように、サラサラの粘液を分泌します。
その粘液が不足していると、卵が着床しづらいのです。

プロゲステロンにも3つの働きがあります。
1つ目は、先ほどエストロゲンが厚くしてくれた子宮内膜を、栄養たっぷりふかふかのベッドにする働きです。
卵が着床しやすい子宮内膜の状態に近付けます。
次も先ほどのエストロゲンが増やしてくれた、排卵時の粘液に関する働きです。
プロゲステロンはその粘膜の、粘度を増やす働きがあります。
排卵後にこれを行うことにより、子宮の中を細菌から守っています。
最後が、妊娠を維持する働きです。
普段は排卵日の少し前から分泌が増えるプロゲステロン。
しかし着床後は、胎盤が出来上がるまで分泌をし続け、子宮内膜を維持させることで、妊娠を維持します。
普段、エストロゲンは、女性らしい体のラインやお肌、髪の毛の滑らかさに影響を与えます。
プロゲステロンは生理によるイライラや肌荒れ、便秘を引き起こすホルモンです。
だから、この2つの女性ホルモンのバランスが大切なのですね。
妊娠に関していえば、エストロゲンは妊娠しやすい体作りに、プロゲステロンは妊娠を維持させることに大きく関係しているホルモンです。

2種類の女性ホルモンをバランスよく分泌することが大切だということが、お分かりいただけたでしょうか?
女性ホルモンは食べ物、ツボ押し、リラックスすることなど、色々な方法で分泌を増やすことができます。

当治療院では鍼とお灸でツボを刺激することで、女性ホルモンのバランスを整えるお手伝いをさせていただいております。
是非一度、お問い合わせください。

dav