不妊治療に効果的な鍼灸の正しい通院方法や頻度

ホルモンバランスの乱れや血行促進によっておなか周りの冷えを改善することで、不妊治療を強くサポートしてくれる鍼灸。
ただ、なかなか身近な存在でないだけに、通院頻度や利用法など、鍼灸治療の正しい通院方法を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか? 

そこで、ここでは不妊治療に対する鍼灸治療院の正しい使用方法を解説します。

鍼灸治療を始める前に

そもそも不妊治療における鍼灸の役割とはあくまで治療のサポートであり、子宮や卵巣自体に問題がある場合はその効果を十分に発揮させることができません。
鍼灸をはじめとする東洋医学では、体全体のバランスを整えるためのものであるため、各部位のピンポイントな治療には適していない場合があります。

したがって、まずはかかりつけの医師に相談をした上で、鍼灸治療を施すべきかどうかを判断する必要があります。

鍼灸治療は焦らず、ゆっくりと

かかりつけ医の許可を得て、いざ鍼灸治療を始めようとしても、闇雲に何度も通えば早く効果が出ると言うわけではありません。
鍼灸とは、ハリやお灸でツボを刺激することで、徐々に体質改善や血行促進、ストレス抑制を目指すものです。

したがって、その性質上、長時間でかつ短期間に何度も治療を受ければすぐに結果が出るといった、即効性のある治療法ではありません。
そのため、一般的には週に1,2回、半年程度の期間をかけてじっくりと治療するのが最も効果的であると言われています。

ただし、頻度や期間は個人の体質や症状の程度によって変わってきます。
まずは、専門医とのカウンセリングを行い、自分に合った治療計画を立てるのが最適でしょう。

鍼灸院選びが治療成功のカギ

また、よりよいカウンセリング、そして治療計画を行うためにも、治療院選びは非常に重要な要因となってきます。
鍼灸の不妊治療への利用に十分な理解を示し、また不妊治療に関する十分な知識を持った鍼灸師のいる治療院を選んで、最適な治療を受けられる環境を作りましょう。

最後に

ご高齢の方が肩こりや腰痛などを治すために行うものだと、その利用法が限定的に思われがちな鍼灸治療ですが、正しい治療院選び、また最適な治療計画や通院頻度を守ることで、不妊治療への効果も十分に期待できます。
通い始めは効果が出ず、結果を急ぐこともあるかもしれませんが、不妊の大きな要因の一つとして、日頃のストレスによる自律神経の乱れが挙げられます。

せっかく効果的な治療を施していても、結果を急いで、余計なストレスを溜めてしまっては本末転倒です。
焦らず、そして粘り強く通院を続けることで、あなたにとって納得のいく成果を上げることができるでしょう。

dav