低温期の体温がガタガタな原因

「ちゃんとした生活を心がけているのに体温が安定しない。」
妊活中の方で、このような経験がある方も多いのではないでしょうか。
女性の体はとても繊細で、環境や精神状態は体に素直に影響しやすいです。
それでもバランスの良い食事を採ったり、適度な運動を取り入れたりと、妊娠に向けて努力している方もいるはずです。
では、どうして低温期の体温はガタガタして安定しないのでしょうか?
そこで今回は、皆さんのギモンに答えるために、低温期の体温が不安定な原因についてご紹介します。

そもそも低温期とは?

女性の基礎体温には、高温期と低温期があります。
高温期とは、排卵後に黄体ホルモンの分泌が始まることで体温が上昇する期間を言います。
低温期とは、月経が始まってから排卵が起こるまでの期間です。
つまり、卵胞が排卵に向けて成長するための期間を指します。
生理周期が長い人は低温期が長い、あるいは高温期が来ないという人が多いです。

なぜ低温期の体温はガタガタなのか?

では、なぜ低温期の体温がガタガタなんてことが起こるのでしょうか。
ここからは考えられる原因を一つひとつご説明します。

無排卵

低温期に移り変わるはずの時期に排卵が起こらないと、体温は不安定になってしまいます。

ストレス

家庭でのストレス、仕事場や人間関係のストレス、ご近所とのストレスなど生きている中でストレスを感じやすい場面はたくさんあります。
それらのストレスが体温やホルモンバランスに影響することは意外に多いのです。
抱えているストレスを解消することで、体温が以前より安定したケースも実際にあります。

更年期

加齢でホルモンバランスが変化することによって起こります。
それまでは、体温に何の問題もなかった方でも更年期に入って急に低温期の体温がガタガタすることもあるのです。

気温による体の冷え

単純に季節の移り変わりによる気温の変化で体が冷えてしまうことが原因です。
特に、冬場は注意が必要です。

低温期の不安定な体温により生まれるリスク

体が冷え続けて、血流不足となったりホルモンバランスが乱れたりする可能性があります。
血流不足は、卵巣や子宮などの女性器の働きを悪くする原因となります。
それが妊娠の可能性を低くすることにつながるのです。

解決策

まずは、生活習慣を見直して改善できるところがあれば改善しましょう。
睡眠時間を十分に確保すること、3食バランスの良い食事を摂ることを意識して体と心をしっかり休めることが大切です。
また、家にいるときも外出するときも体を冷やさない服装をしましょう。
特に冬場はカイロを持ち歩いたり、温かい飲み物を飲むといった小さな努力も効果的です。

最後に

今回は、低温期の体温がガタガタして安定しない理由についてお伝えしました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
体温を安定させて妊娠しやすい体をつくりましょう。

アクア鍼灸治療院では、国家資格を持つ鍼灸師が不妊に特化した鍼灸治療を行っています。
不妊治療中の方は、お気軽にアクア鍼灸治療院へお越しください。