鍼灸のツボの効果とは?

妊活中の方で、鍼灸治療に興味がある方はいらっしゃいませんか?
妊活における治療というと、病院で薬をもらってそれを服用するなどのイメージを持たれる方が多いのですが、鍼灸治療はそのような治療とはまったく別ものです。
この治療はツボを鍼やお灸で刺激するといった主に中国から伝わった東洋医学に基づいています。
「体の根本から治療を行う」ことを目的としていて、日本の医療の原点でもあります。
ツボを刺激することで人間がもともと持っている治癒力を高めて体質の改善を目指すため、時間はかかってしまいますが妊活に効果的な場合もあります。
そこで今回は妊活に効果のあるツボについてご紹介したいと思います。

三陰交(さんいんこう)

内側のくるぶしの頂点から指4本分ほど上がったところにあるのがこのツボです。
下半身の血流を良くして、冷え性の改善にも役立つことから「安産のツボ」とも言われています。
ここを刺激することで子宮の働きを活性化させることができるため、質の高い卵子を育てられることにもつながります。
また卵巣にも関係が深く、ホルモンバランスを調整するなどの効果もあるため、排卵障害をお持ちの方にも適しています。
まさに女性のためのツボであると言えますね。

血海(けっかい)

膝のお皿から内側に指三本分ほど上がったところにあるこのツボは名称のとおり、血流に大きく関わっているツボです。
東洋医学では血の流れが滞ることによって起きるいろいろな症状を指す「淤血(おけつ)」という言葉があります。
血海はこの状態を改善するために刺激するツボです。
また、経血の量を調整する効果もあります。
妊活中での血行の流れの重要性は疑いようにないものですので、ぜひ試してみたいですね。

内関(ないかん)

このツボは「心の関所」とも言われ、内蔵機能と大きく関わっています。
ここを刺激することで不安な気持ちやイライラが落ち着くといったストレスの軽減やリラックス効果が期待されます。
手首を曲げたときにできるもっとも太いシワから指三本分のところにあり、手軽に押すことができます。
ストレスは妊活の大敵ですのでとても重要なツボですね。

さいごに

今回は妊活に関わりの深いツボについて紹介させていただきました。
このほかにもさまざまなツボがあり、お身体の状態よっても効果的なツボは異なってきますので、自己判断でツボを押すのは控えた方が無難です。
ツボを効果的に活用して妊活をしていきたい方はぜひ私たちまでご相談ください。