ストレスが不妊治療に与える影響とは

不妊治療といえば女性がするものと思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は男性側に不妊の原因があることは珍しくありません。
その中でも男女問わず不妊治療に悪影響を及ぼすのが「ストレス」の存在です。
そこで今回は、不妊治療におけるストレスの原因と、逆にストレスが不妊治療に与える影響について解説していきます。

不妊治療のストレスの原因

不妊治療のストレスとは、不妊治療を行なっているがなかなかうまくいかずストレスを感じてしまうことです。
そんな不妊治療のストレスを感じる主な原因をいくつかお伝えします。

*周囲からのプレッシャー

妊娠の適齢期は一般的に25歳から35歳ごろと言われていますが、歳を重ねれば重ねるほど不妊のリスクは高まってしまいます。
そんな中で、両親から「はやく孫の顔が見たい」というプレッシャーや、同年代の出産ラッシュからくる焦りがさらにストレスを与え、不妊の確立を高めてしまうことがあります。

*自分で自分を追い込む

不妊治療を長く続けていると、「自分が弱いから妊娠できないのではないか」など、自分自身を追い込んでしまうことがあります。
過度に考え込みすぎることでストレスを感じ、結果的にそれがより妊娠を遠ざけてしまう恐れがあります。

ストレスによる不妊治療への影響

不妊の原因が男性側にある場合に考えられる対処法のひとつは精子の質を上げることです。
しかし、心身に強いストレスがかかることで精子の質が低下し、不妊症をさらに深刻化させてしまう可能性があります。
特にストレスは精子の濃度と運動性能を下げてしまうとされており、なるべくストレスを軽減させるような生活習慣の改善が求められます。
女性もストレスによって不妊が悪化することがあります。
一つの原因として挙げられるのは、コルチゾールと呼ばれるホルモンの増加です。
ストレスを感じることによってこのコルチゾールが大量に産出され、ホルモンバランスを崩し無月経や卵巣機能の低下が発生しやすくなります。

まとめ

以上、今回は不妊治療におけるストレスの原因と、逆にストレスが不妊治療に与える影響についてご紹介しました。
「不妊治療を行なっているけれど、仕事が忙しくてなかなか両立ができない」と悩んでいらっしゃる方も多いかもしれません。
特に男性の場合は不妊治療に関係ないと思われて、職場からの理解を得られないことも多くあります。
しかし、妊娠・出産は今後の人生にも大きく関わることですので、今一度自分自身を見つめ直し、ストレスを減らしながら不妊治療に臨んでみてはいかがでしょうか。