不妊の原因「卵管障害」

不妊の原因「卵管障害」

不妊の原因は様々にあります。 その中でも『卵管障害』は女性側の不妊原因の約30~40%を占めます。 卵管は子宮から左右それぞれの卵巣をつなぐ約10cmの管で、細いところは1cmほどしかありませんが、その通り道が詰まっていたり、せまくなっていたりする状態を卵管障害といいます。ここは赤ちゃんを授かる上で精子と卵子が出会う大切な場所です。卵管が『詰まりやすい(閉塞)』・卵管の周囲が『癒着している』ことにより受精できない、受精したとしても卵管で着床してしまう「子宮外妊娠」の可能性が高い状態です。

卵管の狭窄・閉塞と鍼灸の効果 | 本八幡鍼灸院 – 長年の悩みに寄り添う ...

卵管因子 : 西洋医学的要因

卵子と精子の通り道である卵管が閉じていたり、狭くなっているなど卵管に問題があるために起こる不妊を「卵管因子」の不妊といいます。

  1. クラミジア感染症
  2. 子宮内膜症による癒着
  3. 先天的に卵管が細い卵管形態異常 

卵管に炎症を起す原因として多いのは、クラミジア感染症などの性感染症です。
また、子宮内膜症で子宮内膜が卵管に付着すると、卵管が詰まることがあります。
腹腔内に子宮内膜が付着し、卵管と周囲との癒着が起こり、卵管が変形して詰まることもあります。

東洋医学的要因

卵管閉塞は、胞脈(子宮に分布する脈絡)に瘀血(おけつ/血液の流れが悪く滞った状態)が起こり、気血運行が阻まれたために局部の組織に炎症や癒着が起きていくと考えられています。

  1. 細菌感染などからの『湿熱(しつねつ)』 ※炎症のこと(水湿と熱邪(ねつじゃ)が結びついた状態)
  2. ストレスなどによる『気滞瘀血(きたいおけつ)』 ※気と血の停滞(滞ったこと)

症状は?

  1. 月経期や排卵期のお腹の脹痛
  2. 帯下(おりもの)の量が多い、または、黄色い
  3. 月経不順
  4. 経間期(月経と月経の間)出血
  5. 経血に塊がある

などがあります。 また、自覚症状がないこともあり、卵管障害の有無を調べるには、子宮卵管造影検査や通水・通気検査を行います。 卵管の開口部である卵管采の異常は、子宮卵管造影検査だけでは発見が難しく、腹腔鏡検査などで発見されます。

卵管障害 : 治療法

卵管の通過性を回復するために卵管形成術を行う(自然妊娠や人工授精による妊娠を期待する治療法です)。 ※手術により通過性が回復しても、妊娠に至るとはかぎりませんので、術後、一定期間様子をみるための時間的余裕があり、自然に近い妊娠を強く望まれる場合に選択されます。

ただし、両側とも つまっている場合やほかにも不妊原因がある場合は、卵管通過を必要としない体外受精や顕微授精を選択することが多くなっています。

鍼灸治療は免疫機能を促進し、消炎効果を発揮すると考えられます。 また、体質改善によって、卵管の通りが良くなり、自然妊娠、子宮環境の改善により着床においても効果が期待できます

京都の不妊(子宝)鍼灸治療・美容針 | 東洋の森(京都市北区)

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文

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